遥かな虹を越えて

Good luck my way.

のせ上手なhydeさん

最初に「ラルクすげー!」と思ったのは、POPJAM最終回でのAS ONEを聞いた時でした。

少年のような甘く幼い容姿と裏腹な凄みある力強い歌声でステージに、そしてNHKホールいっぱいに旋風を巻き起こしながら、自由に歌いそして舞うhyde

それはまさに音楽の申し子と呼ぶにふさわしく、その圧倒的なパフォーマンスに一気に引きつけられ魅了されました。


ラルクアンシエル AS ONE

けれどもし、この時披露されたのが『AS ONE』一曲だけだったら。

もしかしたらいつものように曲ハマりするだけで、ラルクそのものにはハマらなかったかもしれません。

 

本格的にラルクに落ちたのはたぶん、続いて披露された曲『リンク』から。

この曲は間奏に4回クラップするところがあるんですが……、

https://youtu.be/6sCYfBFAcaw?t=167

会場にはラルクのファンだけでなく色んなバンドやミュージシャンのファンが集まっていたので、一回目は当然揃うはずもなく、客席からの手拍子はバラバラになってしまいました。

ところがステージの上からそれを見たhyde、一回目の手拍子が終わった後にすっと両手を上にあげて観客の注意を自分に集め、こうやってリズム取るんだよーと手本を示すように手拍子を打ってみせたんです。

もちろん会場からの三度目そして最後の四度目の手拍子は見事に揃い、hydeもゆっくり手を下におろして、何事もなかったかのようにラスサビを歌い始めたのでした。

その注目の集め方、言葉ではなく実地での手本の見せ方、全部自分が引っ張らずすぐ観客にリズムを任せて自分は歌に戻るところなどさすがの手慣れたフロントマンっぷりで、もううここで一気になだれ込むように惚れ込みました。というか、AS ONEで大きくぐらついてたのがここで完落ちしました(笑)

 

あれから12年。

事実上の活動休止状態に入ったままでも、シングルやアルバムが何年も出なくても、今でもラルクは自分の中で特別な位置にあるバンドのままです。

 

(※19.11.25追記)

夜中にDVD棚ひっくり返してPOP JAM最終回が収められたDVDを発掘。

さっそく見てみたら、hydeは記憶にあったよりもっとずっと上手いのせ方してました。

会場の客層的に手拍子が揃わないのをあらかじめ見越して、一番を歌い終わってから間奏のクラップにいくまでのわずかな間(上記のリンク先の音源2′47″〜2′49″の間)にマイクを持った片手をすっと上げて観客の注目を集め、一回目の手拍子の前半部分(タタン・タン、のタタンのところ)は頭上で手拍子をやってみせ、後半(タタン・タン、のタンのところ)は手拍子を続けながら両手を胸の前あたりまでふわっと下げて、四回目の手拍子あたりでkenちゃんのギターソロに見せ場を譲るため一旦ステージ後方に下がり、間奏が終わるころにシャウトとともにステージ前方へ戻ってくるという、実に細かいパフォーマンスをやってのけていました。

 

さすがhyde。さすがラルク。これから先の12年もPOP JAM最終回のAS ONE&Linkで過ごせそうです。